愛犬の拾い食いを防止する正しいしつけ方法
「愛犬が散歩中に拾い食いをしてしまい困っている・・・」
何か毒物でも誤って食べてしまったら大変です。犬は元々「探索行動(たんさくこうどう)」といって鼻をクンクンさせながら臭いを嗅ぐ行動をしますが、全ての犬がいつもそうしているわけではありません。
今回は、散歩中などに拾い食いしないための対策を紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
散歩中の行動
散歩中に拾い食いする犬の行動の特徴として、
- あちこち臭いを嗅いでいる
- 真っすぐ歩かない
というように落ち着きがありません。
これはどういうことを意味しているのかというと、飼い主と歩くことよりも食べ物を探すなどのことに意識が集中しており散歩に集中できていないことを表しています。散歩の時間を利用して探索行動を楽しんでいるのです。
拾い食いを治す方法
では、拾い食いを治すにはどのような方法があるのかを紹介していきますが、冒頭で少しお話したように犬の探索行動は本能であるため完全に制限させることは難しいです。
いつもいつも何か犬が臭いを嗅ごうとしているときに怒って注意していると怖がってストレスになってしまうため散歩中のみ制限するなど一部を許容するようにしてあげると良いですね。
道路の隅を歩かせない
リードを短く持ち、犬が歩く側を道路の中心側にして散歩をします。
通常、犬が道路の中央側(飼い主さんの左側)を歩かせることはあまりしないと思います。ふつうは飼い主の右側(歩道側)ですよね。
しかし、道路の隅っこには物が落ちていることが多いですし、犬の好きなように歩かせてしまうと思います。
なので、飼い主の左側(道路の中央側)に犬を歩かせることにより「歩行」に集中させることが出来ます。
飼い主さんも道に食べ物などが落ちていないか気をつけながら歩きましょう。
おもちゃをくわえて散歩させる
ボールだと丸いので咥えにくく、転がしてしまうためお勧めできませんが、愛犬が咥えやすい形状をしたおもちゃを咥えさせながら散歩に行く方法があります。単純ですが、拾い食いを防止することができます。
口輪をする
口輪には拾い食いを防止する目的と噛み付き防止の役割があります。しつけの一環で使用するものなので常に付けさせるのは散歩など運動するときには犬も息苦しく違和感があるためあまりおすすめはできません。
犬に負担がかからないように獣医さんなどに相談してみると良いでしょう。
「散歩=楽しいこと」と覚えさせる
根本的な解決方法としては、犬に探索行動するより飼い主との散歩が楽しいと覚えさせることが重要です。
犬は言葉は理解できないため、いくら「食べちゃダメ!!」と拾い食いを注意してもピンときません。
怒っているのは感じられますが、何について怒られているのかがわからないのです。
したがって言葉で注意するのではなく、「散歩=楽しいこと」と犬に覚えさせるために先程紹介した3つの方法を取り入れながら散歩に集中させる努力をしましょう。
犬は繰り返すうちに行動として認識することができため拾い食いを治すことができるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は愛犬の拾い食いについてお話してきました。拾い食いをしてしまうのは日頃犬の自由に臭を嗅がせているなど制限をしていないことが原因で起こることが多いです。
犬の本能的な行動なので仕方ないことですが、飼い主さんが少し注意してあげるだけで犬の行動を変えることができますのでぜひ参考にして頂ければ幸いです。
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