犬にマーキングを室内でさせない具体的な対策方法
部屋のあちらこちらでおしっこをしてしまう、散歩に行っての電柱やよその御宅の塀の角に足を上げておしっこをひっかけるなどの行動は犬の習性の1つである「マーキング」と呼ばれる行動です。
犬の行動学を知らない飼い主さんは、犬があちらこちらでおしっこをするのはごく当たり前のことと考えていますが、実は違います。
今回は犬のマーキング行動の基礎を確認し、とりわけ室内でさせない具体的な対策方法を紹介したいと思います。
マーキングとは
マーキングとは犬が成犬になった証であり、特に去勢していないオスが自分の縄張りを示すためや他の犬に自分の存在を示すために行動です。
マーキングと排尿の違いは排尿はたいてい1回にする時間が長く量も多いのに対し、マーキングは少量の尿を回数を分けて違い場所にすることで判別できます。
生後6~7ヵ月以降に去勢していないオスが始めるとされていますが、性格の大人しいオスはメスと同様、腰をさげて用を足します。
反対にメスでも気性が荒い性格だとオスのように足を上げてマーキングをすることもあります。
対策方法
トイレのしつけをし直す
本来、子犬の頃に指定した場所でおしっこをできるようにトイレのしつけをしていれば、部屋のあちこちでマーキングしてしまうことはありません。
そのため最初からトイレのしつけをし直す方法があります。
⇒簡単!!初心者のための室内で飼う子犬【トイレのしつけ方法】
しかし、成犬に対して1からトイレのしつけをするのは子犬以上に難しいです。
いやがる物を置く
他に出来る方法として部屋のマーキングをされる箇所に犬が嫌がるアルミホイルなどを置いたり、立ち入れないようにする、または犬がマーキングする場所を食事場所にするなどの方法があります。
犬は寝床や食事場所で用を足すことが嫌いな性質を持っています。
そのため敢えて食事場所にすればおしっこをしなくなるといわれています。
去勢手術をする
マーキングをさせない一番手っ取り早い方法は去勢手術をすることです。
小型犬であれば生後4~5ヶ月、大型犬は生後5~6ヶ月以降に去勢手術をするのが理想だとされています。
繁殖させるつもりがないのであれば有効な手段の1つですね。
まとめ
いかがでしたか。犬のマーキングは本能のためしつけを何もしないとあちこちでおしっこをしてしまい衛生的にもよくありません。
だから特に室内で飼う場合は子犬時のトイレのしつけが重要なのです。
しかし、犬が嫌がるものを置いたり去勢手術をすることによってマーキング行動がかなり収まることもあるため獣医さんに相談してみることをおすすめします。
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