【気が強くて他人NG】ワイヤーフォックステリアの性格と飼い方
ヨークシャー・テリアやブル・テリアなど多くのテリアを街で見かけることはできますが、今日ご紹介したいのはワイヤーフォックス・テリア。
テレビやネットなど一度はメディアで見たことがあるかもしれませんが、街中で見かけることはまだまだ少ないと思います。
ワイヤーフォックス・テリアの魅力は何なのか?見ていきましょう。
性格
ワイヤーフォックス・テリアは“ザ・テリア”といえるテリアの原型の性格をしており、まずとても気が強く、神経質、頑固、喧嘩っ早い、短気、獲物を見つけたら一心不乱、飼い主には従順などです。
私の犬仲間にボクちゃんという名前のワイヤーフォックス・テリアがいたのですが、お散歩中はグイグイグイグイ前に前に飼い主を引っ張るように歩き、ほかのワンちゃんとはほとんど遊んでいませんでした。ごくごく限られた相性の合うお友達と触れ合う程度でしたね(笑)
やはり、ドッグランなどで放し飼いにしてしまうと初対面のワンちゃんとはケンカをしてしまうため飼い主さんはいつもリードを付けていらっしゃいました。
体の特徴
体高36~38㎝、体重6~9㎏
写真を見てもらうとわかると思いますが、まっすぐな前足、短く水平な背中、四角く均整の取れた地に足がついたしっかりとした体形をしています。
体はそれほど大きいわけではありませんが、骨太でがっちりしているのも特徴です。
ワイヤーフォックス・テリアと呼ばれるようにワイヤー(針金)のような固くてごわごわした毛質を持ち身近な犬種に例えるとミニチュア・シュナウザーの毛質と同様です。毛色は白ベースに黒もしくは茶色が多い。
歴史
イギリス原産でテリアの原型と言われるほど古くからいるテリア。
ワイヤーフォックス・テリアという名前にあるように貴族のスポーツの1つであるキツネ(フォックス)狩りに同行しキツネを見つけたら素早く追いかけ噛みついたり押さえつけて仕留める役割を果たしていました。
現在のワイヤーフォックス・テリアの名前や色、毛質は原種から改良が繰り返され現在の姿形になっており、当初は毛色も茶色っぽかったと言われています。しかし、キツネと間違い誤射されることも多かったため間違えないように白い形質の多い個体の犬を選抜繁殖していったため現在の白ベースの黒、茶色に固定されました。
飼い方
ショードッグとして人気がありますが、ペットして飼うのは玄人向けの犬種です。
初めて犬を飼う人にとってはワイヤーフォックス・テリアの性格は気が強く、神経質で頑固なのでしつけに相当苦労すると思います。これは私の持論ですがテリアは初心者向きの犬種群ではないと思っています。
例えば子犬のころに追いかけっこをして遊んだり手を噛ませてじゃれ合うなど、これらの行動が成犬になったときにどうなるか?などをちゃんと理解していないケースが多いと思います。
しかもテリアでこれをやると成犬になってからは手が付けられない凶暴犬になってしまうためワイヤーフォックス・テリアなどのような典型的なテリア種を飼うには一度犬を飼ったことがある人でないと難しいのかなと思います。
ですが、この犬種の姿形が好きだ、気難しい性格が好き、とにかく他人には慣れない番犬が欲しいなどの理由であればワイヤーフォックス・テリアはこれらの願いを叶えてくれるでしょう。
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