難しい!?鳴き声がうるさい小型犬の無駄吠えをしつける方法
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散歩に行くと人やよその犬に吠える!
家のチャイムが鳴ると吠えっぱなし!
お客さんが来てもうるさく吠えて噛み付きそうになる!等々、
飼っている犬のしつけが上手く行っていないケースが多々見受けられます。
多くの飼い主さんは「うるさい!!静かに!」と言葉で注意しますが、犬はいっこうに鳴きやまず最終的に叩いてしまうなんてこともあります。
でもこれって逆効果なんです。
なぜって犬は言葉を理解できないから。
私たちは「うるさい」と言う状態がどういう状態でなぜ静かにしなければならないかの状況判断ができます。
だから黙ることができます。
しかし、犬は脳の言語機能をつかさどる大脳新皮質の量が人と比べて圧倒的に量が少ないため微妙なニュアンスなどを理解することが出来ないため言葉がわからないんです。
そのため愛犬の鳴き声がうるさく無駄吠えが続く場合は正しい犬のためのしつけをする必要があります。
犬の気持ちを理解する
まず、犬だって何もないのに吠えることはありません。必ず原因があって吠える行動をしています。
例えば、他の犬に自分の縄張りを荒されるのではないかという恐怖から吠えていることもありますし、お腹が減った!・散歩に連れていけ!など何かを要求していることもあります。
なので、まず、飼い主さんはなぜ愛犬が吠えているのかを理解することからはじめましょう。
何が原因かがわかれば今度は言葉で注意するのではなく、正しい行動を教えます。
犬は言葉はわからなくても行動を記憶することはできますのであとはこれを繰り返すのみです。
これが正しい犬のしつけの原則になります。
散歩中にバイク、人、他の犬に吠える
散歩中にバイクや自転車、人、散歩中のよその犬にワンワン吠えるワンちゃんの気持ちの根本原因は恐怖です。
自分に害が及ぶかもしれない対象には攻撃・威嚇をしますが、根本的に抱えている気持ちは怖いからです。
守ろうという気持ちが働いているんですね。
ではどうやってしつければ吠えないようになるのかというと、飼い主が小型犬であれば抱き上げるなどして「私が守るから大丈夫」と犬に声をかけを守ってあげる、抱きしめる行為をすることで落ち着かせてあげることです。
また見慣れないものに吠えるので、日常的に子犬の頃からバイクや自転車などを見せて体験させておくことです。
何年も経った成犬の場合は吠える習慣を矯正するのにそれなりの時間がかかるので上記の方法を試してもダメな場合は、リードを短く持って素早く素通りさせるかしつけ教室に通わせるしかありません。
玄関のチャイムが鳴ると吠える
チャイムが鳴ると吠える原因は恐怖、警戒、または遊んでほしいなどがあります。
正しいしつけを知らないと「コラッ、ポチ!!うるさい!!」と怒鳴ったりしてしまいますが、正しいしつけを理解していれば無駄吠えすること自体を矯正することができます。
方法はチャイムが鳴ると他に良いことが起きることを犬に理解させます。
例えば、チャイムが鳴ると同時にゲージ、サークルにエサを投げ入れ犬の気をエサにそらせます。
偶然にチャイムが鳴るのを待っているのではしつけが出来ないので、だれか家族もしくは自分で鳴らすと同時にすぐゲージなどにエサを入れる練習を繰り返しましょう。
何度が繰り返しているうちに犬はチャイムがなるとエサがもらえるからゲージ、サークルに行くという行動を覚えるようになり「チャイムがなる=良いこと」と理解するようになり無駄吠えすることがなくなります。
お客さんが来ると吠える
お客さんが来ると帰るまで永遠に吠え続けている犬がいますよね。
見ているこちらがかわいそうになりますが、こちらも正しいしつけの方法を覚えておくと便利です。
来客によって吠える原因には嬉しい場合と怖がっている、警戒している場合の2通りがあります。
これらの原因を取り除くためには散歩時にバイク等に吠えるときにも行った、飼い主が守ってあげていることを犬に伝えてあげましょう。具体的な方法として、まず犬を抱いてお客さんから視線をそらせお客さんに部屋に入って来てもらいます。
この時点で吠えなければ褒めます。次にお客さんを見させて吠えなければ再度誉めます。
抱きしめた状態でお客さんに触ってもらい吠えなければ誉めましょう。
ですが、おそらくそう簡単にいかないと思います。
犬のしつけは特効薬のようなものはないのでこれをしたから直ぐ吠えなくなるということはありません。
ですが、訓練方法として「吠えないと褒められる(良いことがある)」ことを繰り返すことによって犬は覚えるという脳の構造を理解してしつけをすることが大切です。
病気の可能性
触ろうとすると吠えて噛み付こうとする、今まであまり無駄吠えしない性格だったのに最近よく吠えるようになったなど、いつもとは違った様子が見られる場合があります。
このような場合、痛い場所を触られることを避けるために吠えたり、老化、痴呆、脳疾患など病気が原因で吠えたり噛み付いたりすることもありますので詳しくはこちらをご覧ください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が吠えることは飼い主にとって悩ましい問題です。
番犬になっていいと思う人もいますが、吠えなくてもいい時に吠えてしまう無駄吠えをすることはマンションでの飼育など騒音問題に繋がりかねないので、子犬の頃からしっかりしつけておく必要があります。
ただ、牧羊犬や狩猟犬など元来吠えることが仕事の1つであった犬種の場合、吠えないようにしつけるのは出来ないことはないですが素人ではかなり困難です。
そのためもし、近隣の騒音問題が予見できる、ワンルームマンションで飼う予定だ、小さい子供がいる、人なつこい犬がほしいと考えているのであれば、最初から無駄吠えしない、賢い、誰にでもなつくタイプのトイ・プードルのような愛玩犬を飼うことをおすすめします。
見た目のカッコよさ、可愛さだけで飼うことはおすすめしません。
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