犬を国際線・飛行機で海外に連れていきたいときの手順
旅行や仕事、転勤など様々な理由で海外に犬を連れ出さなければならないことがあります。
国内であれば新幹線や車などの方法もありますが、海外の場合は飛行機しかありませんよね。船という手段もないことはないですが日常的に利用する渡航手段ではありません。
ご存知のように犬を飛行機に乗せるには気温や騒音によるストレスなど犬にとってリスクのある環境であるため色々と気を付けなければなりません。
まず、犬を飛行機に乗せる際に犬にかかる影響に関しては以下の記事を参照してください。
⇒【機内持ち込み不可】犬を飛行機に乗せるときの準備と国内線料金
さて、国内線の場合は上記の記事でおわかりになったと思いますが国際線の場合はさらに複雑になります。まずはあなたが搭乗する飛行機会社について確認する必要があります。
もくじ(タッチすると移動します)
JAL?ANA?コードシェア便?
まず、あなたが利用する飛行機会社はJALでしょうか?ANAでしょうか?それともコードシェア便でしょうか?
JALで犬を海外に連れていく
事前に以下の必要書類を出発国・渡航先の検疫所・大使館・領事館等に確認をし揃えておく必要があります。
- 輸出検疫証明書
- 出入国許可書
- 健康証明書
- 輸入証明書
- 同意書
手続きに時間がかかるため予約便の出発120分前までにチェックカウンターへ行きましょう。
⇒JAL国際線
ANAで犬を海外に連れていく
ANAの場合もJAL同様に事前に以下書類を出発国・渡航先の検疫所・大使館・領事館等に確認をし揃えておく必要があります。
- 輸出検疫証明書
- 出入国許可書
- 健康証明書
- 輸入証明書
- 同意書
詳しくはこちら
⇒ANA国際線
コードシェア便
コードシェア便とは別名「共同運航便」といわれているもので他社の定期便を自社の便として航空券を販売することができる便のことです。
メリットしては自社で扱ってない都市との航路を自社便として販売することができるため諸経費を掛けて新航路を開拓しなくても自社で扱っていない航路からの売り上げを見込むことができます。
さて、ここでペットを運搬するのにやっかいなのがJALで航空券を購入したとしてもその便がコードシェア便で、航路や機体がJAL以外の例えばアメリカン航空のものだった場合、荷物を含めた運航に関する規定はアメリカン航空の規定に従わなければならないのです。
そのため詳細な内容に関しては各航空会社に直接問い合わせる必要があります。
国内線と異なること
犬を国際線の飛行機に乗せるにあたり国内線と異なるのは
- 動物検疫を受ける必要がある
- 出入国許可証明がいる
ことです。
日本国内での移動であれば犬を飛行機に乗せる際に検疫を受ける必要はありません。しかし、狂犬病予防の観点等から国外へ犬を持ち出す場合は検疫が必要なのです。
また犬を輸出入する場合は人間の出入国許可書が必要になります。犬はモノ扱いなのでここでいう出国許可書というのは犬用ではなくあくまで輸出入を取り扱う人間を証明するためのものです。
このように国際線の飛行機に犬を乗せる場合、関係各所への確認と書類の取り寄せ、申請、提出などやらなければならないことが多いのが国内線の乗せる場合と大きく異なります。
フレンチ・ブルドッグとブルドッグ等の短頭種は預かってくれない
短頭種を飼っている方ならなぜ預かってくれないのかはお分かりだと思います。熱中症を初めとした輸送環境耐性によるものです。
- ANA・・・毎年6月1日~9月30日の夏季期間中は預かり不可
- JAL・・・フレンチ・ブルドッグとブルドッグは周年不可と明記されている
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は犬を海外に連れていくために国際線の飛行機に乗せる方法について簡単にご紹介しました。
なぜ簡単に説明したかというと、乗る飛行機会社によって必要な書類、手順が異なるためです。
JALやANAの定期便を使用すれば以下のように対応もわかりやすいので参考にしてみてください。
【ペット連れのお客様へ】
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