【犬の外飼い方法マニュアル】知っておくべき7つのコツ
初めて犬を飼いたいけれど室内でなく外で飼いたい!部屋の中では汚れてしまうし臭いも気になる、家の外で番犬として飼いたいなど理由は色々とあると思います。
今から50年以上前の昔々は犬は外で飼うものとして扱われていましたが現在では居住環境の問題もあって室内で飼っている人の方が大多数です。
そのため、室内で飼う場合と屋外で飼う場合、飼育方法にも違いがあります。屋外で飼う場合にはどんなことに注意すればいいのでしょうか。
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環境
まず、あなたの愛犬が外飼いできる犬種なのか確認しましょう。
確認する基準は元々のその犬種の原産地の気候やどういう目的で作出された犬なのか、そしてあなたの住んでいる地域の気候、季節別の最低気温、最高気温に耐性がある犬種かどうかです。
例えば、北海道のような寒い地域で犬を飼いたい場合、北海道犬やシベリアンハスキーのような寒い地域でも生きられる犬種を選ぶべきです。
逆に、貴族の抱き犬として作出されたビションフリーゼのような室内小型犬を寒い地域の屋外で飼ったら死んでしまうでしょう。
つなぎっぱなしで飼わない
よく、お庭の杭にリードを結び付けリードが伸びる範囲は自由に動ける犬を見かけますが、あのような飼い方は犬にとってはダメです。
なぜかというと、犬は縄張りをもつ動物なので自分の周りのスペースには警戒しています。
そのため自分の周りのスペースが狭ければ外敵から襲われる心配もないため安心できます。
しかし、周囲を囲われいないスペースでは警戒しなければならない範囲が広がってしまうため犬も落ち着くことが出来ません。
サークルで囲う
犬を飼う場合、サークルで囲ってあげる必要があります。
今お話したように、周囲が広すぎると自分に危険が及ばないように緊張していなければならないため安心できないんですね。
なので、飼う犬の大きさにあったサークルを用意して上げる必要があります。
屋根つきの犬小屋
サークルで囲っただけではまだ不十分です。サークルとは別に屋根つきの犬小屋(ハウス)を用意してあげましょう。
犬は遊んだり、運動したりまたはトイレをする場所は寝床とは別の離れた場所にしたい習性があります。
そのため、さらに犬が安心して生活できるために犬小屋(ハウス)を置きます。
したがってサークル内に犬小屋を置くということになります。屋根つきの理由は直射日光や風雨から守るためです。
犬小屋の設置に適している場所は以下です。
- 南向きの風通しの良い場所
- 直射日光が当たらない場所
- 夏は涼しく冬は暖かい場所
- 室内から見える場所
- 道路に面していない庭の奥
寒さと暑さ対策
寒さ、暑さ対策として日陰ができる場所の犬小屋の設置や屋根つきの犬小屋を用意して上げる方法の他に、暖房やクーラーの設置など防寒や熱中症対策もしてあげる必要があります。
やはり、冬は気温も低く湿度も低いため呼吸器系を傷めてしまいがちです。
逆に真夏は鼻がぺちぁっとしたフレンチブルドッグなどの短頭種はエアコンがないと体温が上がってしまい熱中症によって最悪死んでしまいます。
室内飼いと比べ犬専用に準備する設備等が多くなります。
夜は室内に入れる
冷暖房完備の犬小屋を設置するのは結構お金もかかり大変です。
また屋外で飼っている犬の方が室内犬と比べてフィラリアなどの病気になる可能性が高いため、日中は外飼いをし夜は玄関などにクレートなど移動型のハウスを置き休ませる方法がおすすめです。
早朝深夜の鳴き声対策
犬は早朝だろうが深夜だろうが鳴きます。
理由は様々ですが、バイクが通っただけで鳴く犬もいますし、よその犬が鳴いたことがきっかけで反応し鳴くケースもあります。
犬が鳴くのはそれなりに意味があるのですが、人間にとってはワンワンという騒音でしかありません。
大昔は番犬だからという誰しもが当たり前に感じていた風潮がありましたが、現代においては子供の声が騒音とされ保育園建設が反対される時代ですので、犬の鳴き声なんてもってのほかです。
仮に犬の鳴き声を「番犬」と捉えるか「騒音」と捉えるかを飼い主と近隣住民と話し合ったところで平行線なのはいうまでもないでしょう。
そのため、解決策としては犬の鳴き声という音の発生元である飼い主が早朝と夕方以降は室内に入れるしかないでしょう。
日中もうるさいといわれるような環境に住んでいる場合は、大型犬であろうと室内飼いするしかないと私は考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬の外飼いは犬にとって実はあまりメリットがありません。
車やバイクなどの音や人通りなどに対して敏感に反応しているので精神的に落ち着くことができず、ストレスをためてしまったり、暑さ、寒さの環境、病気の危険などマイナス面が多いです。
また人間にとっても鳴き声、無駄吠えによる騒音が御近所トラブルに発展するなど心配事が増えるなぁというのが印象です。
しかし、飼い主さんの事情により外飼いしたいケースもあると思いますので今回ご紹介した内容を参考にしてみて下さい。
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