抜け毛の少ない小型犬種ランキングベスト3

抜け毛が少ない小型犬を飼いたいと考えている人のためにおすすめ小型犬種トップ3をご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
抜け毛が少ない=換毛期がない犬種
たくさんの犬種がいますが、その中には秋と春に毛が抜け替わる犬種がいます。
わかりやすくいうと冬になる前に私たちが厚着をし始めるように犬は寒さに備えるために冬用の毛を生えさせ、冬が終わり春になるともう、暑いので冬用の毛を抜けさせ春夏バージョンにするというイメージです。
これらの季節を換毛期(かんもうき)といい人間でいう衣替え(ころもがえ)です。
しかし、すべての犬種に換毛期があるわけではなく、寒い国出身の犬種やその犬種特有の毛質などにより換毛期がない、毛が抜けにくい犬種もいます。
今毛が抜けにくいと言いましたが、換毛期がない犬種も毛は抜けます。
ですが、換毛期がある犬種と比べると換毛期がない犬種の方が毛が抜けにくいため=抜けが少ないということです。
犬の被毛(ひもう)には2種類ある
犬の被毛(ひもう=体を覆っている毛のこと)には2種類あり、シングルコートとダブルコートがあります。
犬の被毛は下毛と上毛の二重構造になっており、上毛しかない犬種をシングルコート、上下両方ある犬種をダブルコートと言います。それぞれの役割として
- 上毛・・・皮膚を守る
- 下毛・・・体温調節のため
であることから
- 下毛がある=つまり上下両方毛があるダブルコートの犬=換毛期がある
- 上毛しかない=シングルコートの犬種=換毛期がない
以上のことから抜け毛の少ない犬種を選ぶにはシングルコートの犬種を選ぶのがいいのです。
しかし、一部例外もあります。それはダブルコートなのに換毛期がないため毛が抜けにくい犬種が存在します。
すなわちダブルコートでも毛が抜け替わらない犬もいるということです。
ミニチュア・シュナウザーなどはもともとの毛質がごわごわして荒くて固いなど、換毛期にかかわらず抜けにくい例があります。
ちなみにテリアに見られるごわごわして荒くて固い毛質をワイヤーコート(針金のように固いたとえから)と言います。
抜け毛が少ない小型犬種
第1位 トイ・プードル
“トイ”としているのは小型犬種という縛りのランキングなのでトイ・プードルとしていますが、プードル全体として抜けにくい毛質をした犬種です。
ご存知のようにクルクルと巻かれているいわゆるカールをした毛ですよね。もちろんプードルも毛が抜けないわけではないのですが、このような毛質のため落ちにくいのです。
その反面、毛が絡まりやすいのでまめにブラッシングをする必要があります。ですので、毛が抜けにくいから飼うのが楽ということはありません。
第2位 ミニチュア・シュナウザー
先ほども少しお話しましたが、ミニチュア・シュナウザーは上毛と下毛が両方あるのにもかかわらず換毛期がないこと、毛質が非常に固いことから毛が抜けにくいです。
しかし、抜け替わらない分被毛は伸び続けてしまうため定期的にトリミングが必要になります。ですが、バリカンで刈るなどの方法だとワイヤーコートと呼ばれるミニチュア・シュナウザー特有の固い毛が次第に細く柔らかくなり、毛色が淡くなってしまうことがあります。
そのためストリッピングやローリングと呼ばれる意図的に毛を抜いて換毛させる高度な技術が必要になりお金と手間がかかります。
第3位 シー・ズー
メジャーな室内小型犬ですがシー・ズーの良いところはこれからの時代にマッチした高齢者が飼いやすい犬種なこと。
確かにお散歩などでよく高齢者の方が連れていらっしゃるのを多く見かけます。
シー・ズーが高齢者だけでなく小さい子供さんがいる家庭でも飼いやすいのはちゃんとして理由があり、まず、大人しい、運度量が少なくて済む、無駄吠えが少ない、小型犬の割に四肢がしっかりしているなど飼いやすいと感じる要素が多いからです。
ですが、鼻ペチャな短頭種のため暑さに弱く、フレンチ・ブルドッグ同様に短頭種特有の世話の難しさや、皮膚病などにかかりやすい体質を持っているため常に健康、衛生面に気を使ってあげる必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は抜け毛が少ない小型犬種についてランキングを発表してきました。
抜け毛が少ないのには被毛の換毛期の有無やその犬種特有の毛質も関係していることがわかったと思います。
抜け毛が少ないとぜんそくなどの病気を抱えているお子さんがいらっしゃる場合など、犬を飼わないのが良いに越したことはありませんが抜け毛が多いチワワなどの短毛種と比べるとかなり違うと思うので、様々な事情で抜け毛の少ない犬種を探している犬を飼う予定の方はぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
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