犬の抱き方|小型犬・中型犬・大型犬の写真付きマニュアル
小型犬から大型犬まで犬の正しい抱き方があるのを皆さんご存知でしょうか。上手に抱いてあげないと落下させてしまい骨折や打撲などのケガをさせてしまうことも多いです。
日本の飼育環境を考えるとワンルームマンションなどの室内でも飼える小型犬を選ぶ人が多いと思います。
小型犬の場合は特にちゃんと抱いてあげないと足腰に負担がかかってしまうため今日は写真で紹介する抱き方マニュアルを見てぜひ覚えて実践してみてくださいね。
もくじ(タッチすると移動します)
小型犬の抱っこの仕方
体重が軽い小型犬を上手に抱くには、まず犬の前脚2本を掴みお尻を包むようなイメージで抱き上げます。犬の背骨が地面と水平の状態か、お座りの姿勢で抱くのが良いです。
自分の右脇をしっかり閉めなるべく犬を自分の体にくっつけて抱きましょう。そうすることで落とすリスクを減らすことが出来ます。
抱き方例
一番正しい抱き方
チワワのような超小型犬の場合は犬の体がしっかり支えられていれば写真のように片手抱きでもOKです。
主な小型犬
チワワ、トイ・プードル、マルチーズ、ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、パピヨン、パグ、シー・ズー、ペキニーズ、ビション・フリーゼ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル等。
中型犬の抱っこの仕方
抱き方例
中型犬を抱くにはまず右手で犬の首から向こう側へ腕をぐるっと回し抱き込むように犬を自分の体に近づけます。そうしたら左は後ろ足の股の間から手を入れサッと抱き上げます。
自分の右脇をしっかり閉め左腕に犬のおしりを乗せるようにし、さらに後脚2本を掴んで支えてあげます。
主な中型犬
アメリカン・コッカー・スパニエル、シェトランド・シープドッグ、ビーグル、ブルドッグ等。
大型犬の抱っこの仕方
抱き方例
大型犬を抱くにはまず、ソファや台などの上に犬誘導し乗せましょう。そうでないと人間の腰への負担があるからです。ですが寝たきりの場合は仕方ないのでその場合はできるだけ犬を自分の体に近づけます。
犬を立たせた状態にし、右手は前脚の付け根(胸元)と左手はお尻に手を回します。次に先ほどの中型犬の抱き方同様、右わきを閉め左腕に犬のお尻を乗せるようにします。
主な大型犬
スタンダード・プードル、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ボルゾイ等。
やってはいけないダメな抱き方
縦向きにして抱く
お腹を全開にして前脚の付け根を掴み犬の体が縦になるような抱き方はしてはいけません。下半身がだらんとした状態になるので腰に負担がかかり椎間板ヘルニアなどの原因になってしまいます。
仰向けにして抱く
今度は犬の体を仰向けにして寝かせるようにする抱き方もダメです。心臓や肺に負担がかかります。肺に負担がかかるということはフレンチ・ブルドッグなどの短頭種(短吻種)は呼吸がしづらくなることを意味します。体が湾曲し腰に負担もかかるのでやめましょう。
不安定な体勢で抱く
犬を抱くときはしっかり自分の体に近づけて抱かないと不安定になり落としてしまう可能性があります。落下による骨折などのアクシデントもあるので注意しましょう。
脇を持って持ち上げる
抱くというよりも前脚の付け根を持って持ち上げる体勢です。前脚の付け根の関節に負担がかかり痛めてしまうためやめましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
小型犬などは日常的に抱っこする機会が多いためなるべく犬の体に負担がかからない抱き方をする必要があります。
脚の付け根やお腹などどこか1点を圧迫するような抱き方ではなく、右手左手両方を使い、犬を自分の体に密着させ、上半身と下半身を同時に持ち上げる抱き方をしましょう。
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