犬のしつけは生後60日後くらいから始めるのがベスト!!
初めて犬を飼う人にとって、「しつけ」とはどのようにしつければいいのか具体的な方法などわからないことばかりだと思います。
だからといって、しつけをしないで育ててしまう知らない人にワンワン吠えたり、よその犬とケンカをしてしまう、さらには飼い主の言うことさえも聞かなくるなど手をつけられないワンちゃんに育ってしまいます。
そうなってから矯正しするのはなかなか難しく直らないこともあるため、そうならないために子犬が家にやってきて「いつから」しつけを始めれば良いのか?について解説したいと思います。
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なぜしつけは生後60日後から始めるべきなのか?
犬のしつけは生後60日後から始めると良いと言われますが、なぜかというと生後60日目までは母犬や兄弟の元で一緒に過ごすことにより他の犬との関わり方など社会性を学び生育上必要なこととされているからです。
あまり生後早い時期に親元から離すと情緒不安定になり良くないと言われています。生後60日後以降になると好奇心旺盛になってくる時期です。
ペットショップでも販売されるようになり新しい飼い主の元にやってくるためしつけを始めるには丁度いい時期になります。
しつけにも3つの種類がある
しつけといっても実は主に3つに分類できます。一つずつ見ていきましょう。日常生活に関わる絶対に必要なしつけ(食事・トイレ・散歩等)
- 見知らぬ人や犬などに対する外界で必要なしつけ(無駄吠え等)
- 飼い主が犬の行動をコントロールするためのしつけ(おて、まての動作など)
- しつけをする前に犬の能力と行動を知る
“待て!!”“おすわり!!”など大声をあげて言葉でわからせようと努力している飼い主さんをお見かけしますが、正直無駄な行為です。
なぜか?それは犬は人間の言葉を理解して行動しているわけではありません。
どういうことかというと、例えば犬に向かって「おすわり」と言うと犬が座りご褒美としておやつがもらえるとします。
この光景から私たち人間は犬が“おすわり”と言う言葉を理解したから座ったと考えがちですが、そうではなく「こういう行動をすればご褒美をもらえる」という行動自体を記憶しているだけで言葉自体の意味を理解し判別しているわけではないのです。
犬の脳の構造は人間と変わりませんが、大脳新皮質の量が圧倒的に少ないため抽象的な概念を理解することができず言葉を使ってコミュニケーションを取ることはできません。
ですのでいくら根気よく言葉で教えようとしても能力的にそもそも無理なんです。
しかし、行動すること自体は記憶できるため「おすわり」など人間が声を発すると座ることが出来るんです。
このような大前提を踏まえた上でしつけを始めていきます。
しつけ=悪いことを体験させない
では、実際にどうやってしつけをしていけばいいのかと言うと、私たち人間が言葉に出して叱ってしまうこと、例えばトイレを指定の場所でしいないとか人が手を出すと噛みつくなどの悪いことを犬に体験させないようにすることです。
犬に理解させようとするのではなく、教える人間が気を付けるということです。
「悪いことを覚えないように体験させない」これが“しつけ”の原則です。
そして先程、犬は「行動すること自体は記憶できる」と説明したように誉められご褒美が貰えればまた繰り返し行動しようとします。
ご褒美とは何もおやつに限らず、飼い主さんが「よしよし」と撫でたりするだけでも犬は「良いことをしたんだ」と記憶できます。
逆に犬にとって嫌なことは繰り返しません。
例えば吠えた⇒叩かれた⇒痛いと感じれば吠えないようになります。
よく、吠えたいけど飼い主に怒られるから小さい声で「わんっ。。」と口ごもって吠える犬がいますよね(笑)一度嫌な思いをしたことは犬は覚えているんです。
まとめ
今回愛犬をしつけるにあたり、まずは人間の方が犬の能力と行動を理解して行うことが重要だというお話をしました。
生後60日後からは犬も好奇心が出て活発に活動したい時期です。
成長するにつれて散歩に行ったときに他の犬とケンカしないようにするなど覚えることが増えてきますのでトイレや無駄吠えなど初歩的なしつけは早いうちから着実に練習して覚えさせていくことが大切です。
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