【社交的ではないが飼い主には従順】マルチーズの性格と飼い方
“マルチーズ”と聞けば犬を飼ったことがない人でも思い浮かべることができる小型犬の代表種ですよね。
今回はマルチーズの性格と飼い方について紹介していきたいと思います。
性格
マルチーズの性格で特徴的なのは飼い主の言うことを聞く能力に長けていることです。従順、忠実ともいいますね。
マルチーズは見た目も絹のような白い被毛に覆われ、体も小さく目もクリクリっとしてかわいらしいことから、見ず知らずの人にも尻尾を振って寄ってくるひような人懐こいイメージがありますが、実際は違います。
慎重で臆病な面を持ち合わせているため初対面の人には距離を取ろうとします。
ですが、その反面、飼い主には懐くので初めて犬を飼う人には向いている犬種です。
体の特徴
最近、図鑑で見るような絹糸のような真っ白い被毛をキープしているマルチーズを街で見かけることが少ないので、マルチーズ本来の魅力がわかりにくいですが、標準的な体高と体重は以下とされています。
【体高】
オス:20cm~25cm
メス:20cm~23cm
【体重】:オス・メスとも3.2㎏以下で1.8~2.7㎏が理想
歴史
マルチーズの原産地は地中海のマルタ島です。紀元前1500年頃にフェニキア人と共に生活していた犬がマルチーズの祖先と言われています。
紀元前500年頃に作られた壺に純白のマルチーズの絵が描かれたものが多数出土していることからもわかるようにマルチーズは古代から大切なものとして扱われてきました。
14世紀になると愛玩犬としてイギリスに紹介され何世紀にもわたり抱き犬として貴族に抱き犬として寵愛されました。
日本には昭和初期に輸入された記録があるが本格的に入ってきたのは戦後アメリカからによるものです。
飼い方
マルチーズは貴族に愛された抱き犬としての歴史が長いですが、だからといって大人なしいわけではなく、結構活発に遊びます。
狩猟犬ではないので本能的に無駄吠えしたり小動物や人を追いかけ回すようなことはしません。
しかし、しつけ方を間違ってしまうと例え飼い主に従順な性格をもっていても言うことを聞かず知らないひとに噛みつくような性格になってしまうので、生後3ヶ月頃からしつけをはじめましょう。
散歩に関しては、室内犬なのでしない人もいますが時間は短くてもマルチーズのストレス解消と健康な体作りのための運動になるので、できれば1日2回散歩にいってあげたいですね。
まとめ
マルチーズは清潔感のある真白い長い被毛を持ち、サイズもコンパクトなためマンションなどの室内でも十分飼うことができます。
飼い主の言うことも聞きますのでヨークシャーテリアを代表するテリアに比べればしつけやすい性格をしています。したがって初心者の人でも飼いやすいです。
しかし、飼い主には懐きますが、見ず知らずの人にもなつくほど社交的ではないため、子犬時のしつけをしっかり行う必要があります。
そうでないと例えば旅行等でペットホテルに預けるのも困難になりますし、散歩にいっても近寄ってきた人にワンワン吠えるような性格になりやすいので注意が必要です。
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