【ブサカワ!!】初心者のためのブルドッグの性格と飼い方
“ブルドッグソース”でお馴染みのブルドッグ。
おそらく日本人でこの犬種を知らない人はいないのではないかというほど昔から知られている犬種です。
ブルドッグは見た目も怖くいため性格も凶暴だと思われていますが、実は現在のブルドッグの性格は優しいです。
今回は初めて犬を飼いたいと考えている人のためにブルドッグの性格と飼い方をゼロから解説したいと思います。
性格
かつてのブルドッグは牛やクマなどと戦わせるために凶暴な性格に作られていました。しかし、その役割の歴史が終わると優しい性格になるように改良が重ねられ現在のブルドッグは原種当時の性格とは真反対の優しい性格に変わっています。
飼い主だけでなく知らない人にも愛想を振りまくことができが頑固な性格だけは残っておりしつけがしやすいかと言われると苦労する場面もあると思います。
また他の犬に対しては警戒して吠えることもありますのでお散歩の際は事故が起きないようにちゃんとしつけをしておく必要があります。
体の特徴
体高31~36㎝、体重23~25㎏。
見てお分かりのように体高は低く体も小さい割には頭が大きく、四肢も太くとても筋肉質でどっしりとした体形をしています。
またこの犬種が作出された背景から、牛やクマに噛みついても離さずそのままの状態で鼻呼吸することができるようにするため鼻ペチャです。
毛質は短毛、毛色は単色か白が優勢に茶色が入ったもの、ブリンドルといって黒と茶色が混ざったブチ、フォーンという金色っぽい明るい茶色などがあります。
ブルドッグは鼻ペチャ(短吻種or短頭種)のため気道が狭く呼吸をしづらい骨格をしています。
犬は汗をかくことができないため呼吸によって体内の熱をさげようとするのですが、ブルドッグはうまく空気を取り込むことができないため体内に熱がこもりやすいのです。
そのため熱中症になりやすくエアコンを付けないなど温度環境が悪いと簡単に死んでしまいます。湿度が高い、気温が高いのは苦手な体なんですね。
歴史
ブルドッグはイギリスで13世紀に流行していた“ブル・バイティング”と呼ばれた牛をいじめる娯楽用に作出された犬種です。
娯楽といっても賭け事なので現在の闘犬、闘鶏のようなものですね。
ブルドッグの役目は上画にもあるように牛の急所である鼻に噛みつき興奮させることにありました。多くの犬種は鼻がシュッと真っすぐ出ていますがこれでは噛みつくには口が小さいですし、鼻が邪魔して噛みつき続けることは難しいです。
しかし、鼻を短くすることにより牛に噛みついても呼吸しながら噛みつき続けることができるため現在の顔かたちになったのです。
1835年に牛いじめが禁止されるとブルドッグの役目はなくなり犬種としても衰退し始めました。
しかし愛好家らによって性格が優しくなるように選抜繁殖が繰り返されたことにより容姿はしかめっ面をした怖いまま気性の大人しい現在の“ブサカワ”なブルドッグが誕生しました。
飼い方
ブルドッグは見た目とは異なり優しい性格で飼い主にも従順です。
少々頑固な性格とほかの犬には攻撃的な側面も持っておりますがしっかりと子犬時からしつけをすれば問題ありません。そのため初心者の人でも飼うことができます。
しかし、ブルドッグを飼う上で大変なのは飼育環境です。
まず暑さ寒さに弱いため年間通してエアコンの効いた室内で飼う必要があります。
暑さというと、夏場だけだと思うかもしれませんが湿度が高いのもいけないので5月などでも十分熱中症になる危険があります。
またアンバランスな体形により関節が弱いため運動させるのも気を遣わなければなりません。ピョンピョン跳ねさせた遊んだりハードルを越えさせるような遊びは厳禁で、長時間の運動もイケマセン。
その他、鼻回りや胴体のしわの間は汚れが溜まりやすいため常に拭いてあげるなど清潔にしておきましょう。
このように、全くの初心者がブルドッグを飼うには総じてお金もかかり飼育の難易度が高いと思います。飛行機の移動は航空会社によって禁止されているところもあるなどデリケートな犬種です。
⇒【機内持ち込み不可】犬を飛行機に乗せるときの準備と国内線料金
ブルドッグは特徴的な顔形をしたブサカワの代表格で好きな人にはたまないでしょう。
性格のやさしさから初心者の方でも世話の面さえ頑張れば十分飼うことはできますのでその点だけ確認しておいて下さい。
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