室内で飼える!ブサカワ犬種人気ランキングベスト10
テディベアのような愛くるしさやシュッとした優美な姿だけがもてはやされる傾向にありますが、“ブサカワ”というジャンルがあるんだ!ということを今一度声を大にして申し上げておきたい!
もちろん今このサイトを開いてくれたあなたも私と同じブサカワ犬のファンではないかと思います。
今回は初めて犬を飼う!あるいは将来的には飼いたい!と考えている人のために室内で飼えるブサカワ犬種人気ランキングを発表したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
室内で飼えるブサカワ犬種ランキング
1位 パグ
ラテン語で「握りこぶし」を意味するパグナス(pugnus)が語源の説があるパグですが、説明するまでもなく顔が握りこぶしそっくりですね。
パグの性格をオーナーさんに聞くと、愛嬌があって人間味のある犬種だという回答が返ってきます。
また飼い主が大好きなのでいつもそばに居ようとし、例えば、ボール遊びをさせようとするとフレンチ・ブルドッグはヤンチャでいつまでも遊び続けるなどしますが、パグはボール遊びなどはそれほど執着せずボールが来てもさささっと避けたりして、飼い主の元に居続けるような甘えん坊の面を持っています。
パグには後ろ足を投げ出して座る「パグ座り」があります。これは病気ではなくパグ固有の体形によるもので“ずでん”と足を投げ出す格好になってしまうといった方が正しいですね。
2位 フレンチ・ブルドッグ
とにかくパワフルで、愛嬌を振りまくのがフレンチ・ブルドッグ。専門雑誌などが存在するほど人気の犬種です。
人気がためにペットショップに行ってもこのフレンチ・ブルドッグだけは以上に高い値段で売られています。
フレンチ・ブルドッグやブルドッグは頭が大きいです。これは人間が意図的に作り出した体形のため、出産時に子犬の頭が引っかかってしまうことからブルドッグ同様に帝王切開をする必要があります。そういった手間からも高額だと思われます。
▶【人なつこくて元気活発】フレンチ・ブルドッグの性格と飼い方
3位 ブルドッグ
元祖ブサカワ犬といえばブルドッグ。単にブサイクだと思われていた時代があまりにも長かったため、広く愛玩犬として認知されるには時間がかかりました。
ブルドッグというと闘犬の印象を持たれている方もいらっしゃると思いますが、それはもう大昔までの話。100年以上前から温厚でやさしい性格に改良されています。
フレンチ・ブルドッグと異なるのはやはりデカい点。フレンチを抱っこするのとはわけが違います。
実際に抱えたことはないのですが、ブルドッグを抱っこされていた飼い主さんを見たときにミニ俵を担いでいるように見えました。フレンチ・ブル同様高価な犬種でもあります。
4位 ボストン・テリア
最近ではたまに見かけることが多くなりましたが、まだまだ希少なボストン・テリア。
フレンチ・ブルドッグが交配されて出来た犬種なので顔も似ていますがサイズは小さく、黒と白の被毛が印象的です。
やはりテリアなので獲物を見つけたりすると興奮してワンワン吠えたりします。頑固な性格もちゃんと受け継いでいますよ。
四六時中、ベタベタするのが良い犬とは限らないので独立心を持ったボストン・テリアは初心者には向きませんがファンは多いです。
5位 シー・ズー
初心者が飼いやすい小型犬ランキングのトップ3に入るシー・ズー。まずシー・ズーが“ブサカワ犬”の中に入るのか?という問題があります。
パグやフレンチ・ブルドッグ等に比べ握りこぶしのような顔をしているわけではなく、どちらかというと可愛い小型犬として知られていると思いますが、実は隠れ鼻ペチャです。
その1点のみでランキングに入っています。
シー・ズーはなんといっても初心者が飼うには性格など総合的に良く、高齢者の方でも飼えることから人気の隠れブサカワ犬なのです。
6位 ペキニーズ
猫に似ているといわれるペキニーズ。中国宮廷で長きに渡って愛されてきた犬種です。
猫に似ていると言われる所以はその性格、気まぐれで人に媚びず、独立心が強いためしつけが難しいと言われています。昔はよく見かけた犬種ですが、最近あまり見かけなくなりましたよね。
同じ中国原産の犬にシー・ズーがいますが、シー・ズーの祖先はペキニーズです。しかし、先ほど説明したようにシー・ズーの性格はペキニーズと異なり陽気で人懐こいので見た目が似ているならペキニーズよりシー・ズーを選ぶ人が多かったのではないかと思います。
▶【体は小さいが警戒心が強くて頑固】ペキニーズの性格と飼い方
7位 ブルテリア、ミニチュア・ブルテリア
「ぶさいくだなぁ~」という印象を誰もが持つであろう犬種がブル・テリアとミニチュア・ブルテリア(体高35.5㎝以下)です。
大きな頭と口が特徴的で性格は実にマイペース。人になつきにくいのもこれらの犬種の特徴です。
ブルドッグの攻撃性とテリアの素早さ、頑固さも合わさりしつけが難しく人の言うことを聞かないようです。体格がガッチリしている反面、ストレスに弱いという繊細な性格を持っています。
飼っている方も割とお見掛けしますが、初めて犬を飼われる方にはハイレベルな犬種ではないかと思います。
▶【飼い方を間違えると危険】ミニチュアブルテリアの性格と飼い方
8位 シャーペイ
珍しい犬種に類に入ってくるシャー・ペイ。おそらくほどんどの方が図鑑など以外で実物を見たことがないのではないでしょうか。というのは日本にはシャー・ペイのブリーダーが少なくまた世話が大変な犬種も関係していると思います。
シャー・ペイは元々中国の闘犬なのですが、現在は人懐こく、かしこく、飼い主に忠誠心がある家庭犬に変わっています。シャー・ペイの外見的特徴はなんといってもタルタルの伸びる皮。子犬なのにしわくちゃです。
実は成犬になるとしわが減っていくのも特徴です。少なくなるといっても完全になくなるわけではないため、毎日のしわのお手入れは欠かせません。掃除しないと溜まった汚れが原因で皮膚病になるからです。
またしわがたぷたぷしていることで、まぶたのたるみで毛が眼球を傷つけてしまうことがあります。そのため“整形手術”をしなければならなく、また1回で済まないこともあるようです。手間とお金が滅茶苦茶かかりそうですが。。
9位 チャウチャウ
その犬チャウチャウですか?「いや、ちゃうちゃう」という駄じゃれが流行ったらしい(私はまだ生まれてないです(笑))ほど、かつて人気があったチャウチャウ。
独特の風貌と中国では食肉犬としての歴史があることから実際に見たことがない人でもTVなどで多く目にしたことがあると思います。
もっさりとしてブサイク加減がたまりません。チャウチャウの性格は一人を好み、警戒心が強く他人には懐きません。最近では子犬をペットショップで見かけることがほぼない珍犬種です。
10位 バセット・ハウンド
耳が長くて胴長短足。犬の貯金箱やキャラクターとして一度は誰しもが見たことがあるであろうモデル犬がこのバセットハウンドです。性格は温厚でのんびり屋さんです。
バセットハウンドは野ウサギ狩りなどの小動物の狩りに使われていた犬なのですが、短足のため動きも遅く現在でも運動量は他の狩猟犬よりほど必要ありません。
ただ、地に響くような「ウォウウォウ~」という野太くでデカい声が難点です。
その他のブサカワ犬種たち
ボクサー
ドイツで警察や軍隊で使わているボクサー。ボクサークラスになると“ブサカワ”というよりもただ怖いいイメージの方があるかもしれませんが、ブルドッグの血は入っています。
ボクサーというと非常に古くからいる犬種と思われがちですが、誕生は1895年と以外にも歴史は浅い犬種です。
性格は飼い主に忠実でやや頑固な面がある反面、意外にも繊細なハートをもっているため強権的なしつけはNGなんだそうです。
オールド・イングリッシュ・ブルドッグ
オールド・イングリッシュ・ブルドッグ??っていうことはブルドッグよりも古い犬種なの?と思われがちですが、実はその逆で1900年代にアメリカのブリーダーたちが太古のイングリッシュ・ブルドッグをイメージして作られた犬種です。
ブルドッグはイギリス原産の犬種なのですが、現在のブルドッグは1835年に牛いじめという娯楽・ギャンブルが禁止された以降に選択繁殖された優しい性格をもつ犬種なので、13世紀に活躍していた荒々しい性格のブルドッグとは違うんですね。
この当時のブルドッグを再現しようとしてアメリカで生まれたのがオールド・イングリッシュ・ブルドッグです。
マスティフ系の犬たち
“ブサカワ”かどうかは完全に個人の判断の域です。日本の住宅環境において室内で飼うのはちょっと厳しいですね。
マスティフ
本家本元のイギリス原産の古代犬種で、紀元前1000年には誕生していたと言われています。
マスティフとはラテン語で“番犬”を意味し長きにわたり番犬のほか、闘犬、牛いじめやクマいじめなどの娯楽にも登場する人気の犬でした。性格は現在は凶暴性はだいぶ抑えられており、物静かで飼い主に忠実です。
ブル・マスティフ
ブルドッグ系との交配によりマスティフと比較すると体が小さいですが、その分走るスピードも速くなりました。ザ・番犬であり知らない人には凶暴で慣れません。
ボルドー・マスティフ
フランス原産の古代マスティフの系統を引く犬種で300年代に誕生したといわれる古代犬種の1つです。非常に力が強いのと頭が大きいのが特徴で、サーカスではオス牛相手に闘犬として利用されていた歴史もあります。
性格は品種改良により穏やかになったと言われていますが、やはり番犬としての気質が残っているため恐れをしらない凶暴な性格の持ち主だそうです。
ナポリタン・マスティフ
映画『ハリーポッターと賢者の石』に登場するナポリタン・マスティフ。紀元前100年に誕生した古代犬種で顔のしわが特徴的です。
もともとイタリアの番犬、闘犬、荷車を引く役割をしていました。性格はおっとりしていますが、防衛本能や警戒心が強い面もあります。
まとめ
今回は室内で飼える!ブサカワ犬種人気ランキングベスト5を紹介してきたわけですが、後半ではマスティフの仲間などかわいい要素がどこへやらの犬種もいたと思います。
ブサカワ犬の特徴はやはり“鼻ペチャ”でいつも“ブヒブヒ”言っているところなどだと思います。
ブサ顔と言われる理由は、短頭(短吻(たんふん))=鼻の部分がペチャっとつぶれているからです。このような骨格は気道が狭くて短いため空気の通りが悪いです。そのため呼吸がしづらく体温調節が苦手なことから熱中症にかかりやすいです。
年間を通してエアコン調節された室内での飼育が欠かせない体力的に弱い面も持ち合わせています。そのような点に注意をしてあげれば楽しいブサカワ犬ライフを送ることができるでしょう。
また初めて犬を飼うなど初心者向けの犬種は以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
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