【犬の褒め方】犬のしつけで押さえておきたい3つのキーワード
はじめて犬を飼う人にとって“犬をしつける”とはどういうことなのか?どうやったら良いのか?など具体的な方法を知らずに飼い始めてしまうことが少なくありません。
私が子供の頃に実家で飼っていたシェトランド・シープ・ドッグは私の両親や私や兄弟を含め誰一人として正しい飼い方を本などで調べることをしなかった(犬の飼い方の正しい方法論があることさえ知らなかった)為、溺愛し追いかけっこしたり、子犬の頃に甘噛みさせたり吠えっぱなしにさせたり犬の好き勝手にさせていました。
その結果成犬になったときには飼い主以外には常に吠え、噛みつき近所ではうるさい犬として嫌われていました。
あの当時、私が大人だったらこんなかわいそうな飼い方をしなかったと後悔しています。
あなたが私と同じような気持ちにならないためにも犬をしつける際に絶対に押さえておきた褒め方について紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
犬は褒めて伸ばすが原則
よく人間の世界でも褒めて伸びるとか叱って伸びるなどというやり方が行われていますが、軍隊などを除く一般社会では褒められるて伸びるのであればわざわざ叱られるよりも褒められる方を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
人間世界では「褒めて伸ばす」「叱って伸ばす」の2通りあります。
しかし家庭犬をしつける場合は「褒めて伸ばす」方法しかありません!!・・・と言いたいところですが一部絶対服従させるしつけ方をされているトレーナーの方もいらっしゃるので言い切ることはできないのですが、大多数の犬のしつけ方法としては「褒めて伸ばす」方法が採用されています。
ですので犬をしつけるにあたり大前提として「叱らず褒める」ことを意識しておきましょう。
では次は犬をしつける際に必要な3つのキーワードに従い具体的なしつけの手順を見ていきます。
しつけに必要な3つのキーワード
- エサ(ドッグフード)
- 褒め言葉
- なでる
犬をしつける際には「エサと褒め言葉となでる」の3つの行為を関連させてしつけを覚えさせることから始めます。
犬は言葉を理解することができません。犬が理解できるのは「行動」です。
犬が行動を認識するようになるための例
1、犬が「良い行い」をしたらエサ(ドッグフード1粒等)をあげながら褒め言葉をかけ、なでる。
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2、犬は嬉しいと感じ「エサがもらえる=良いことが起きる」のでまた同じ行動を繰り返す。
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3、繰り返しているうちに餌がもらえなくても「褒め言葉をかけられる」「なでられる」ことも「良いこと」と認識するようになり同じ行動を繰り返す。
このように犬は「言葉」の意味は理解できなくてもある行動をすることによりエサをもらえると「褒められる」「なでられる」という本来これらの行為がどういうことを意味するのか?わからない状態から「良いことをしたときにされる行為なんだ」と関連付けて認識できるようなります。
褒め言葉のバリエーション
どんな褒め言葉をかければ良いのかわからない人も多いでしょう。以下が具体例です。
- グッド
- よし
- おりこう
- いい子
- ピンポン
街でしつけをされたワンちゃんの飼い主さんの言葉を聞いていると「グッ~ド‼」なんて言っているのを聞きますよね。
あまりに世間離れしているような感じがしていざ自分が声を発するのが恥ずかしい気もしますが、「よし」「いいこ」などの日本語でも大丈夫ですので必ず何か1つ家族で共通した褒め言葉を決めておきましょう。
注意したいのは家族によって褒め言葉がバラバラだったりすると、どの単語が良い言葉なのか犬も迷ってしまい全体的に効果が薄れてしまうので必ず守ってください。
悪いことをしたときの対処法
いつもいつも良いことばかりするとは限りません!なぜなら子犬のうちは何が良い行動で何が悪い行動なのかの判断さえもできないからです。
それを飼い主が教えるのが「犬のしつけ」です。では犬が悪いこをしたときにどのように対処したらいいのでしょうか?
「言葉で叱る」「暴力」はしてはいけない!!
まず絶対にやってはいけないことは「言葉で叱る」「叩くなどの暴力」です。
犬は言語の意味を理解することができないためヒステリックに「コラ!ダメ!!」などと叫んでも全く通じません。
また叩くなどの暴力は犬に恐怖心を与えストレスで精神不安になったり攻撃してくる可能性も十分あります。
初めて犬を飼う人は虐待を受けた犬を見たことがないかもしれませんが、大きな音に異常に敏感だったり人の顔色をうかがってビクビクしていたりと本当に可愛そうな状態です。
犬も人間と同じだという意識を絶対に忘れてはいけません!
無視をしてあきらめさせるのが正解
飛びついたり、要求をして吠えたりなど、悪いことをしたときの正しい対処法は何事もなかったのように無視をして構わず犬にあきらめさせることです。
また子犬であればクレートに入れ上から布をかけ視覚情報を遮断するのも1つの方法です。
大きな音を立てて止めさせるきっかけを作るという方法もあるのですが、やり方やタイミングが難しいと私は考えています。なので相手にしないのが最善策だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は犬をしつける際には「エサ」「ほめ言葉」「なでる」という3つの行動を関連させることが大切だというお話をしました。
はじめて犬を飼う人とって一番間違えてしまうのは犬が「言葉」が理解できると思いこんで言葉で叱り、それでも聞かないと叩くなど手を出してしまうこと。
人間とは根本的に違うんだということをまずは飼い主である私たちが覚えておかなければなりません。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に褒めて育てて下さい。
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