犬に噛まれたら症状別に消毒・止血処置をして外科・皮膚科病院へ
どんなに自分が注意をしていても不幸にも事故は起こってしまうことはあります。
あなたが犬の飼い主であった場合、自宅で噛まれたり散歩中に愛犬が他の犬と喧嘩をしてしまい、止めようとした際に相手の犬に噛まれるなど自損事故や加害者になってしまうケース。
またあなたが散歩中に見ず知らずの犬に噛まれるなど被害者になるケースのどちらも想定することができます。
万が一、犬に噛まれてケガをしてしまった、もしくはさせてしまった場合どのように対処すればいいのかを見ていきましょう。
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ケガの消毒、止血処置
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まずすぐやるべきことは、ケガの消毒と止血ですが傷の状態がどの程度なのかによって対応が異なります。
傷口が浅く出血がない場合
幸いにも傷口が浅く、出血まで至っていない場合は「大丈夫だろう」と放置しないようにしましょう。
一見軽く見える傷でも細菌が侵入して傷口が化膿してしまったりリンパが腫れたり高熱が出てしまうことがあります。ですので必ず水道水で傷口の奥まで流水で洗います。
もし、自宅にオキシドールなどの無色の消毒薬が自宅にあれば傷口につけ、清潔な布やガーゼを当てておきましょう。
病院へ行くかどうかについてですが、噛んだ犬がよその犬での場合は念のため行った方が良いでしょう。また子供が噛まれてしまった場合も同様です。
傷口が深く出血がある場合
皮膚が腫れてしまっていたり、出血が多い場合はまず、先ほどと同じように傷口を水道水で洗い流します。流水で洗うことも同様です。
そしてオキシドール等の無色の消毒液をつけるところまでは同じなのですが、止血するために清潔な布やガーゼで傷口を圧迫するか、布やガーゼを強く縛ることで止血できます。
傷口を心臓より高い位置にしておくことにより止血しやすくなります。そしてできるだけ早く病院へいきましょう。
傷口が深い場合は愛犬に噛まれた場合でもよその犬に噛まれた場合でも必ず病院へ行き処置をしてもらうことをおすすめします。
外科・皮膚科のある病院へ行く
犬に噛まれたとき、何科に行けばいいのか迷うと思いますが、外科もしくは皮膚科のある病院へ行って下さい。
いきなり大学病院など大病院へ行かなくても町医者と呼ばれる地域病院であれば内科に加えて外科・皮膚科なども掲げている小さな傷を処置してくれる病院はあると思います。
もし近所に思い当たる病院がなければスマホやパソコンで「皮膚科 港区」など自分が住んでいる地域と合わせて検索をして調べてみてください。
整形外科と形成外科
顔や体の形を変える“整形”という言葉が広く知れ渡っているため、傷口の処置も「整形外科」だと思われる人がいますがそれは間違いです。
整形外科は主に骨折、関節の痛み等を治療する診療科なので傷の縫合はしてくれません。
一方「形成外科」とは主に顔などに出来た良性もしくは皮膚がん等の悪性腫瘍の除去、事故による損傷部位の修復、美容目的によるものなど外科的な手術をする診療科です。
たしかに形成外科は傷を縫合できる診療科なのですが、犬に噛まれた場合に最初に行く科は外科か皮膚科でそこでの診療により形成外科での処置が必要だと医師が判断した場合に形成外科へという流れになります。
治療費の請求
もし、あなたが他人の犬に噛まれてしまった被害者でる場合、相手側に治療費を請求することができます。ですが、必ずしも相手が応じるとも限りませんのでもし、そのようなトラブルに巻き込まれてしまった場合は以下の記事を参考にして見てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は犬に噛まれてしまったときのケガの程度による処置方法と外科もしくは皮膚科のある病院へ行くことをご紹介しました。
現在日本では、予防接種の義務化もあり国内での事故として狂犬病にかかることはまずありません。(海外で噛まれて日本で発症した例はあります)しかし、狂犬病とは別に噛まれたことによる細菌感染はあり得るためできれば病院で診てもらうことが安心です。
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