【吠える噛む】しつけをする前に知っておくべき犬の本能と習性

初心者が犬を飼う場合、飼い犬に手を焼くであろうことは「しつけ」。
人間と同じようにしつけをきちんとしないと悪い子に育ってしまいます。
しかし、犬は脳の構造から人と違って言葉を理解することができないため、しつけをする飼い主の方が犬の本能や習性をしっかり把握したうえでしつけを行う必要があります。
感情に任せた間違ったしつけをしないためにも、正しい犬の本能と習性を勉強していきましょう。
主従関係がある
元来、犬は群れで行動する動物のため群れにはリーダー、ボスがいます。
なぜリーダーが必要かと言うと強いリーダーに従うことによって自分の身を守ることが出来るからです。
子孫を残すためには少しでも自分の身を安全な場所に置こうとするのは動物の本能です。
この本能を利用し、人間は犬が何かいい事をしたら褒め、エサなどご褒美を与えるなどの習慣を徹底して教え込むことにより飼い主をリーダーと認めるようになります。
吠える
要求による吠え
犬が吠えるとき、何らかの理由があります。犬は暇つぶしに吠えることはありません。
吠える場合、大きく分けて2通りの意味があります。
その一つがエサが欲しい!散歩に連れて行ってほしい、遊んでほしいなどの要求による無駄吠えです。
これらは中途半端にかまってしまうと、犬は吠えると良いことがあると考え、その後も頻繁に吠えるようになってしまいます。
ですので、そっぽを向いて無視、スルーすることが大切です。
攻撃・威嚇による吠え
犬は縄張りをもつ動物なので他の犬や人など、外敵とみなしたものが縄張りに入ってこようとするとそれを守るために威嚇して唸ったり、吠えたり、時には噛み付いたりして追い払おうとします。
これが犬が吠える2つ目の意味。
凶暴な性格に育たないようにするためにはハンドリングといって子犬の頃から食事中も含めてどんなときでも触られても怒らないようにしつけたり、お客さんからおやつをもらうなど普段からよく人に触れさせる環境作りをしてあげると良いです。
かじる、引っ張る
物をかじったり、引っ張ったりするのは狩りの本能、習性から来る行動です。
子犬の場合、歯が痒くて物をかじったりすることがよくありますが、いたずらしているわけではなく犬本来の行動だと考えましょう。
そのため、噛んだり引っ張ったりすることをしかるのではなく、おもちゃやガムなどのおやつ等を使って発散させてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬は基本的に飼い主の言うことをきく動物ですが、勘違いしてはいけないのは言葉を理解しているわけではなく、ある行動をすることによって褒められれば繰り返すといった行動を記憶しているからです。
ですので、感情的に「どうして何回いってもわかってくれないの!」と言語で話しかけたところで犬は「わかりました」とはなりません。
犬に正しいしつけをするためには今回紹介した犬の動物としての本能と習性を理解したうえで行うことが重要です。
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