犬が水を飲まないとき水分を取らせる3つの方法
犬が健康に生きていくためには私たち人間と同じく適切な量の水分を毎日、適宜摂取していくことが大切です。
私たち日本人は喉が渇けば水やお茶、ジュースなど手軽に飲むことができますが、犬の場合は飼い主である私たちが用意してあげないと常時水分を取れる環境にはいません。
水分不足になってしまうと脱水症状など体温調節や栄養素の運搬などに支障をきたし健康を害してしまいます。熱中症などにおいては最悪死んでしまうこともあるため、犬を飼う上で水分摂取は気を付けてあげなければなりません。
しかし、飼い主が水を用意しているのにもかかわらず何らかの理由で犬が水を飲まないことがあります。
犬が水を飲まない理由には健康面による問題や、新しい水しか飲まないデリケートなワンちゃんもいます。
そこで、何とかして水分を取らせるにはどういう方法があるのか?についてご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
犬が1日に必要な水の量
犬に1日に必要な水の量はどれくらいかというと、犬種や体重によってその量は変わってきます。
体重 | 1日に必要な水分量 | 犬種例 |
3㎏ | 250ml | ポメラニアン等 |
10㎏ | 600ml | アメリカン・コッカー・スパニエル等 |
20㎏ | 1ℓ | ブルドッグ |
30㎏ | 1.5ℓ | ゴールデンレトリーバー等 |
水を飲まない犬の水分を取らせる方法
「飲め飲め」と無理やり飲ませようとしたところで犬は飲んでくれません。その場合にはどうすればいいのかというと、以下の方法を試してみてください。
エサに水を足す
一番手軽にできるのは、ドッグフードと一緒に水を入れることです。あまりに水分が多くては犬がかわいそうですが、ふやかす程度に水を入れてあげれば自動的に水分を摂取できます。
犬専用ミルクを飲ませる
人間でも同じように水よりお茶、お茶よりジュースのように味がついていた方が犬も飲みます。犬専用のミルクがありますのでこちらを試してみましょう。
水に肉のゆで汁を垂らす
水分を摂取できればいいので、肉のゆで汁を少々水に混ぜてあげれば犬もただのお水よりは飲もうとします。
脂分が含まれているので混ぜる量は少なめにしましょう。
水の与え方で注意したいこと
ミネラルウォーターでなくてもOK
最近は犬も人間と同じ扱いをするのが普通ですから餌やお水も人間様と同じものを与える飼い主さんも多いと思います。
しかし、ミネラルウォーターの中でマグネシウムやカルシウム等のミネラルが豊富に含まれているものは大量に摂取すると結石等の病気を引き起こす原因になるため避けた方が良い場合があります。
冷水は体を冷やしてしまう
私たち人間の場合は冷たいお水の方がありがたいですが、ワンちゃんに与える場合は常温のお水で大丈夫です。
かえって冷蔵庫なで冷やした10℃以下のお水だと体を冷やしてしまい子犬などはお腹を壊してしまうので避けましょう。
新鮮な水を与えよう
水を入れる器にはある程度たっぷり量が入ると思いますが、できればこまめに新しいお水に変えてあげた方が良いです。
すぐに水が腐るわけではありませんが、人間のようにきれいに飲めず唾液が入ったり汚れが入るなどしてしまいます。
多頭飼いなどしている場合には他のワンちゃんが飲んだ水は飲まないデリケートなワンちゃんもおり、1匹に1個水の容器を用意してあげると良いですね。
ミネラルウォーターでなく水道水でも問題ありませんが、塩素が気になるようなら一度沸騰させたり浄水器を使用するなどしてカルキ抜きをしておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は犬が水を飲まないとき水分を取らせる3つの方法をご紹介しました。「水」そのものでなくても「水分」を摂取させてあげれば良いです。
夏の時期にはほかの季節以上に水分摂取が必要になります。
熱中症予防や対処として体に水をかけてあげることも時には必要で、脱水症状にならないことを心掛けてあげてほしいと思います。
尚、今回ご紹介した方法のように色々工夫をしても水を飲まない場合は病気等、健康面に問題があるケースかもしれませんのでなるべく早く病院で診てもらうことをおすすめします。
最近のコメント