【退色】トイプードルの毛色が薄く変わるのは毛色遺伝子が原因?
トイプードルの毛色は成長と共に退色する事があると言われています。
退色というと加齢が原因ではないのか?と思われるかもしれませんがプードルにおいては生後1年くらいからレッド・ブラウン・アプリコットなどの中間色は退色しやすい傾向があるとされていますが、ブラックやシルバーでも退色することがあり、「子犬のときと色が違う」といったペットショップへのクレームも結構あるそうです。
では、退色の原因はいったい何なのかという疑問について調べたのでご紹介します。
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毛色遺伝子によって色々なカラーのプードルが生まれる
犬の毛色などが決まるメカニズムとして13種類の毛色遺伝子が関係していると言われています。
プードルの毛色の色素はメラニン色素によって形成されており、ユーメラニン(黒~茶褐色)とフェオメラニン(赤褐色~黄色)の2種類が関係しているそうです。
ユーメラニン色素であれば黒いプードル、フェオメラニン色素であればレッドのプードルが誕生し、これらを元に各遺伝子が関係し合うとアプリコットやブラウン、グレー、ホワイトのプードルが誕生する仕組みになっていると言われています。
各遺伝子が作用して退色現象が起こっている?
13種類の各遺伝子には色素の種類を量や濃度を決める遺伝子、グレーに変化する希釈遺伝子やシルバーに変化するときに作用すると言われている退色因子などがあります。
実はまだこれらの遺伝子がどのように作用するかについて詳しく解明されていません。
そのため、なぜプードルが成長とともに毛色が退色するのかのはっきりとした答えはわかっていません。
今回調べてみてわかったことは、プードルのレッドやアプリコットなど多くの毛色のバリエーションは、さまざまな遺伝子が作用して生まれるものであり、また変化する遺伝子が関係していることから考えると子犬から成犬になるにつれて毛色が退色することは異常なことではなく、遺伝子的に自然な現象であるということでした。
まとめ
プードルの毛色の変化には今回紹介してきた遺伝子によるものの他にもあります。
例えば、出産によるものや年齢によるものなどがあり、中には色が戻ることもあるそうですが、基本的には色が薄くなっていくことが普通です。
しかし、退色したからといって健康に問題があるわけでないためプードルの宿命だと思い、納得するべき事柄だと思います。
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