【攻撃性ある危険な番犬】ドーベルマンの性格と飼い方
強い犬の代表格として知らているドーベルマン。日本警察犬協会の指定犬種の中にも含まておりペットというより警察犬としてのイメージの方が強いと思います。
初めて犬を飼いたい人にとってドーベルマンを選択する人はチワワなどの室内小型犬に比べれば圧倒的に少ないですが、それでも飼ってみたいと考えている人のためにドーベルマンの性格や飼い方について紹介したいと思います。
性格
ドーベルマンの性格はズバリ飼い主に従順で賢いこと。いわゆる番犬と言われる種類の犬なので知らない人には懐きません。
また攻撃性のある性格をもっているため十分なしつけ、専門的な訓練を受けていないと他人に危害を与えることがあります。
ドーベルマンはグレート・デーンなどに比べると小柄ですが力はありますので女性が一人で散歩をするには結構きついです。
体の特徴
体高65~69㎝、体重30~40㎏。
力強い顎とバランスのよいスクエア体形をしています。筋肉質であり強盗、泥棒に毅然と立ち向えるには十分です。
毛質はスベスベとした短毛が密集しており、毛色はブラック、ブラウンで口元や足などに赤茶色が入ります。尻尾は元々シュッと長く、断尾によって短いです。
またピンと立った耳も本来は垂れているのですがこちらも人為的な整形によって立たせています。
現在、ショードッグの場合は犬種標準というドーベルマンの理想的な基準に合わせるため立耳、断尻は行われていますが、ペットとして飼う場合はいじらなくても生育に支障はないため必ずしなければならない行為ではありません。
歴史
ドーベルマンはドイツのカール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンという人が自身の警護のために作出した犬種です。
強そうな名前ですが写真左の犬を抱いているドーベルマンさんを見るとどこにでもいるようなおっちゃんという感じですね。
ドーベルマンさんの仕事は収税人でした。
税金を集める人がなぜ犬の作出、繁殖が出来たのか?という疑問があると思いますが、それはドーベルマンさんは屠畜解体業者(とちくかいたいぎょうしゃ)といって牛などの家畜を殺し生肉を扱う人(肉屋さん)でしたが野良犬を保護する副業もしていたため身近に犬がいたんですね。
税金の徴収する際に盗賊がいる場所を通ることなどがあったため身を守る必要がありました。そこで保護した犬の中から選抜を繰り返しドーベルマンという犬を作出したんですね。
初期のドーベルマンは現在のドーベルマンの姿形とは違い国立ドーベルマンピンシャークラブを設立したオットーさんやティッシュラーさんなどのブリーダーによって品種の選抜が繰り返され1920年頃にはアメリカに輸出されるよになり警察犬、軍用犬としても活躍していくようになります。
飼い方
このサイトでは初めて犬を飼いたい犬初心者の方向けに犬種紹介をしています。
その視点から考えますとやはりドーベルマンを飼うのはおススメしません。もちろん、飼えないことはないと思います。
飼い主に従順ですし、頭も良いのでしっかりしつけをすれば良い番犬になってくれます。
しかし、トイ・プードルをしつけるのとは異なり、子犬の頃から週数回、訓練スクールに通うなど専門家の力を借りる必要があります。
体も中型とはいえど力があるため子供や女性が1人でリードを引いて散歩をするのは万が一のことを考えると無理があると思います。
運動量も必要なため毎日たっぷり散歩をしてあげなければなりません。したがって飼う難易度としてハイレベルのため全くの初心者にはきついでしょう。
ですが、ドーベルマンの魅力に惹かれどうしても飼いたい、そのためならドーベルマンの飼育知識の勉強やしつけなど努力は惜しまない強い覚悟があれば飼えないことはないです。
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