まだしていない人大丈夫!?ゼロからわかる犬の登録に必要なもの
「犬の登録?」
「どこに登録するの??」
など愛犬をお住まいの各市町村に登録しなければならないことを知っていますか?
この「犬の登録」ですが実は狂犬病と大きく関わっています。今回は狂犬病と犬の登録についてお話したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
狂犬病とは
「え、狂犬病なんて昔々の話なんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は世界規模で見れば依然として発症している病気です。
日本国内において狂犬病にかかった人は近年おりませんが、海外旅行中に犬にかまれ帰国後発症ののち死病した人はいます。
狂犬病の原因は狂犬病ウイルスでそれらのウイルスを持った犬に噛まれると傷口から感染し様々な症状を引き起こします。
例えば、初期は発熱などですが、神経症状が出ると水や風を恐れたり幻覚を見たりするようになります。末期症状になると昏睡状態になり呼吸障害により100%死亡してしまいます。
狂犬病が恐ろしいのは感染後に発症してしまうと完治できないことです。
治療法がないので死を待つしかないのです。
しかし、犬に予防注射をすることによって完全に撲滅することができます。日本では狂犬病予防法によって予防対策が徹底されているからです。
犬の登録とは
犬の登録と狂犬病にどんな関係があるのかというと、誰がどこで犬を飼っているかを行政が把握することにより、万が一飼い犬が狂犬病に感染した場合に発生源を特定できるため人や他の犬への二次感染を食い止めることができるからです。
では、犬の登録はどこで行うのかというとあなたが住んでいる各市区町村が窓口になります。
登録は犬の生涯で1回だけすれば良いのですが、住所や飼い主が変わった場合は改めて登録情報を変更するために各市区町村窓口へ報告する必要があります。
登録と狂犬病予防注射はセット
犬の登録と狂犬病予防注射はセットで行わなければなりません。
生後91日以上の犬は狂犬病予防注射をする必要があり、予防注射をする方法は4~6月にかけて市区町村が決めた日時にて行われる定期集合注射か、年間受けることが出来るかかりつけの動物病院で行う方法です。
日程が合わないとか面倒臭いなどの理由で愛犬に予防注射を受けさせないなんてことをしてはいけません!
狂犬病予防注射は毎年受ける必要がありますのでお忘れにならないよう注意して下さい!
繰り返しますが、登録に関しては一度登録してしまえば再登録の必要はありません。
登録に必要なもの
費用と書類
- 登録手数料1頭につき3000円(新規登録の場合のみ)
- 注射済票交付手数料1頭につき550円
- 予防注射料金:集合注射の場合:1頭につき2,950円
- 予防注射料金:各病院で注射する場合は各病院によって異なる
- 犬の登録・狂犬病予防注射済票交付申請書(各市区町村の役所で確認してください。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬を飼うのであればしっかりと狂犬病予防注射を受けたり、愛犬を行政に登録しておく必要があります。
現在の日本においてヒトが狂犬病ウイルスに感染し発症することは稀ではありますが、それほど怖い病気ですので飼い主の義務としてきっちり受けておくことが必要ですね。
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