【用心深いが人に優しい】ミニチュア・シュナウザーの性格と飼い方
まゆ毛と口ひげが特徴的なミニチュア・シュナウザー。
はじめて犬を飼う予定なんだけど候補として、見た目は可愛いけれど実際の性格はどうなの?飼いやすいの?と
気になっていませんか?
そこでミニチュア・シュナウザーの性格と飼い方を実際に飼っている人の意見を参考にまとめました。
性格
ミニチュア・シュナウザーの性格は本やネット情報の一部に“人なつこくて飼いやすい!!”とありますが、誰にでもよっていくようなおとなしくて静かで自ら体を触らせるようなタイプの犬種ではありません!!
飼い主には人なつこいですが、元々農場の番犬として飼われていたので、よく吠えます。
見た目がテリアにそっくりなのでよく間違えられますが血統的にはテリアの血は入っていないので頑固、勇敢な面はないはずなのですが、実は神経質な性格も持ち合わせています。
牧羊犬とは牧場で羊を追うための犬なので当然の性格ともいえます。
そのため、はじめて犬を飼う初心者の人にはやや難しいと思われます。
体の特徴
ミニチュア・シュナウザー | 体高30~36㎝ |
スタンダード・シュナウザー | 体高45~50㎝ |
ジャイアント・シュナウザー | 体高60~70㎝ |
ミニチュア・シュナウザーは3つのシュナウザーの中で一番小さく、最もポピュラーなシュナウザーです。
シュナウザーとはドイツ語で「口ひげ」を意味し、ネズミ捕りの際に攻撃を受けても傷つきにくくするための長い口ひげを持っています。
体高は30㎝~36㎝、体重4~8㎏の丈夫な筋肉質の体型をしており、毛が抜ける時期がないのでほぼ抜け毛がありません。
毛色
ソルト&ペッパー | 上下、濃淡のグレーで分かれている代表的な毛色 |
ブラック | 単色の光沢のあるブラック |
ブラック&シルバー | 体毛のほとんどはブラック、顔・足はシルバー |
ホワイト | ホワイト単色。血統書での毛色の価値は低い |
毛質
ミニチュア・シュナウザーの毛質は1つの体のなかで毛質が異なり、体の上部は毛質が固くゴワゴワしているが胸より下、足などの部分はふわふわした柔らかい毛質になっています。
先程も少し触れましたが、ミニチュア・シュナウザーには毛が抜け変わる時期がないため当然あまり毛も抜け落ちません。
しかし、伸び続けてしまうため定期的に手入れをする必要があります。
ペットそして飼うのであればカットするだけで構いませんが、カットだけだと全体的に毛質が柔らかくなり毛色もあせてくるため、ショードックとして飼う場合、体上部の毛質が固い部分は切らずに引き抜いて換毛させる必要があります。
これらの技術をストリッピングやローリング(プラッキング)といいますが、毛並みを美しく保つために行う高度なテクニックなので専門のトリミングサロンで行ってもらう必要があります。
断尾と断耳
ドイツの軍用犬・警察犬であるドーベルマンもそうですが、ミニチュア・シュナウザーも生後遅くとも10日内に断尾、生後3~5ヶ月以内に断耳します。
しかし、歴史的には狩猟上の理由などによって行われていましたが現在では純潔種である犬種標準に習うためであったり、慣習や病気予防などの観点から行われています。
ちなみに本家のドイツでは動物愛護の観点から禁止されています。
歴史
ミニチュア・シュナウザーはドイツ原産の牧羊犬で、羊を追ったりネズミを捕えたりなど農場の番犬として働いていました。
犬種としては小型のスタンダード・シュナウザーやアーフェン・ピンシャー、プードルなどを掛け合わせて作出されたと言われています。
テリアっぽいため日本やアメリカではテリアグループに分類されていますが、実際はテリアの血統が入っていないのも特徴です。
飼い方
ミニチュア・シュナウザーは牧羊犬であった性質上、正直なところ警戒心が強いので知らない人やバイクなどにワンワン吠えたりすることがあります。
もちろん、個々の犬の性格により大人しい犬もいるのですが、トータルの性格として見ると用心深い面が強く、はじめて犬を飼う人にとってはしつけにも根気がいるのではないかと思います。
シェトランド・シープドッグなどの牧羊犬は飼い主には従順のため可愛いのですが、吠えることが本能としてあるのでマンションなど室内犬として飼う場合鳴き声による騒音は気になるところです。
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