【飼い主に従順・忠実な天然記念物】柴犬の性格と飼い方
柴犬といえば日本人なら誰でも知っている最もポピュラーな日本犬です。
純和犬として海外にも誇れる日本の天然記念物として指定されていますが、どんな性格なのか?飼いやすさについてはそれほど深く知られていないのではないでしょうか。
柴犬や豆柴とサイズによって分かれてはいますが、柴犬の飼い方全般についてまとめました。
性格
柴犬の性格は賢く、飼い主に従順・忠実な性格です。
しかし、飼い方を間違えると元々持ち合わせている頑固な一面が表れしつけの矯正が難しくなってしまいます。
これはその犬の生まれ持った気質とも関係してくるのですが、生後2~3ヶ月からしつけをしっかり行えば飼いやすい性格に育ちますのでそれほど心配はいりません。
はじめて飼う人の場合は子犬選びの時点で大人しく、ひとなつこい性格の子を選ぶといいですね。
体の特徴
柴犬の体高と体重
性別 | 体高 | 体重 |
オス | 38~41㎝ | 9~11㎏ |
メス | 35~38㎝ | 7~9㎏ |
豆柴とは
室内犬として人気があるのは柴犬よりも小さい豆柴や小豆柴(あずき柴)などと呼ばれている種類ですが、正式な犬種として認められていません。
ちなみに豆柴の場合、体高オス30~34cm ・メス28~32cmとやや柴犬より小さいサイズですが、これはただ単に小さい柴犬=豆柴ではなく、体の小さい個体を数世代にわたって交配させ固定化させた犬を指します。
近年ティーカップ・プードルなど小さい犬が人気のため悪質な業者が敢えて食事を少なくして体を小さくして販売したりするケースがありますが、豆柴も同様の販売方法をされていることがありますので注意が必要です。
毛色
赤 | 柴犬の約80%が占めている |
黒 | ツヤのない渋い黒色 |
胡麻 | 赤×黒×白の混植 |
白 | ショードックの対象にはならない |
歴史
日本犬の歴史は非常に古く柴犬の祖先をたどれば縄文時代まで遡ることができます。
柴犬という名前の由来は日本語で小さいものを「しば」と呼んだ説のほかにもいくつかあるのですが、岐阜から長野にかけての山間地に住む猟人の間で、鳥や小動物に使われていた赤褐色の小型の日本犬のことを「柴犬」と呼んでいた事実は明らかになっています。
昭和11年には天然記念物に指定されています。
飼い方
柴犬は日本原産であることから、日本の気候に合っているため丈夫であるといえます。
冒頭の性格のところでも少しご紹介しましたが、柴犬は元々狩猟犬として飼い主のために仕事をしていた犬のため、非常に飼い主に従順・忠実な性格をしています。
柴犬に限りませんが、従順で忠実な性格の犬種は意志が強く頑固でもあるため、育て方を間違えると飼い主よりも自分の方が上だと思ってしまい言うことを聞かなくなってしまいます。
子犬の頃のしつけは重要です。
柴犬は室内犬といっても抱きかかえられるほどの小さい犬ではないため毎日、運動量のある十分な散歩をさせる必要があります。
また柴犬は毛が抜けやすいので散歩と同じく日課としてブラッシングをしてあげることも大切です。
まとめ
柴犬は飼い主に従順・忠実のため他人には一切なつかないと思われがちですが、実はそうでもありません。
土佐犬などの闘犬と違い見慣れた人には吠えなくなり触らせるようにもなりますので番犬としては不向きとされています。しつけを行えば無駄吠えすることも少なくなり、飼いやすい犬として人気があります。
はじめて犬を飼う人にとっては扱いやすい犬種の1つであるといえます。
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