【気難しくてクール】ベドリントンテリアの性格と飼い方
子羊の割には顔が長く、シュッとした細長い尻尾のベドリントン・テリア。
まず街中で見かけることがないためまだまだ知らない人もかなり多い犬種だと思います。また日本国内においてブリーディングをしているブリーダーさんが少ないため手に入れるのも難しのも理由の1つだと思われます。
そこで今回は実際のベドリントン・テリアはどんな性格でどのような飼い方をすればいいのかを紐解いていきましょう。
性格
私が感じたベドリントン・テリアの性格の印象は、感情を表に出さないクール犬といった感じです。
でもそれにはちゃんとした理由があってベドリントン・テリアは他人に対してものすごく警戒心が強いです。
だからといっていきなり吠えてくる感じではないのですが、人から見ると嬉しいのか嬉しくないのかよくわからないという印象を受けるため好き嫌いの賛否が分かれると思います。
もっともテリア全般的に飼い主の言うことはあまり聞かず我が道を行く性格、頑固なので口元をペロペロと舐めれてくるような過度の甘え方はしてきません。初対面の人はまず触らせてくれません。
また一見大人しく見えるのですが原種はウサギやアナグマ、ネズミなどの小動物を捕ってたいので散歩中など本能が蘇るのか急に何かを追いかけるといった行動は現在でも残っています。
体の特徴
体高38~43㎝、体重8~10㎏
アーチ形の体形をしているのは小動物を仕留めるためには走る速度を速める必要がありウィペットなどの犬種と交配された結果です。
冠毛(かんもう)と呼ばれる頭から鼻先にかけて覆われる被毛とシュッとした細長い尻尾、耳の先端だけポンポンとしてた丸い部分を残す独特のカットなどが特徴です。
毛質はカールしていますが柔らかくまさに子羊のような感触がします。毛色はブルー、ブルー・タン、リバー、リバー・タン、サンディー、サンディー・タンの6種類がありますが、淡い灰色であるブルーがもっともメジャーな毛色でその他にはサンディと呼ばれる薄茶色などもいます。日本で見かけるのはほぼブルーの個体です。
歴史
ベドリントン・テリアの原産は1825年イギリスでノーザンバーランド州のベドリントン(Bedlington)という町に住んでいたジョセフ・アインスレイというブリーダーが2頭のもともとこの地方にいたロスベリーテリアを交配繁殖したのが現在のベドリントン・テリアの原形だと言われています。
目的としてウサギやアナグマ、ネズミ捕りなどのために作られたテリアのため見た目は可愛らしいですが獲物を見つけると執拗に追い回すタフで頑丈な体力を持ち合わせています。
ヨークシャーテリアの原種同様に、元々は炭鉱夫達など労働階級の人たちの元で活躍していた犬ですが、その後上流階級の貴族やドッグショーにおいて人々の支持を集めていったと考えらています。
飼い方
このサイトでは初めて犬を飼いたいと考えている“犬初心者”の方に向けて連載しているため、その観点からベドリントン・テリアの飼い方を説明するとまず、“テリア”なので飼い主以外の人には懐かないのと、飼い主さんでもしつけをするのに根気が入りいます。
頑固で神経質な性格のため“私はこうします”という部分があり、動くもの追いかけるなど本能的な要素も重なると全く言うことを聞かない行動をとることもあります。
そのため万人に受ける犬種の方が初心者の方には飼いやすいため玄人向きの犬種だと思います。
また小型犬ではありますが室内だけで飼える犬種ではなく、しっかり毎日屋外への散歩が必要であり、トリミングも1か月に1回は行って手入れをしてあげる必要があります。
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