初めて犬を飼う人のための安心安全なドッグフードの選び方
スーパーやホームセンター等で販売されている激安ドッグフードから、インターネットでしか買うことが出来ない高級ドッグフードまで数多くの犬の食事となるエサが販売されています。
各ドッグフードのパッケージを見ても様々な成分・材料が書かれており、どれが愛犬が安心して食べられる安全なドッグフードが分からないと思います。
その違いを詳しく解説したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
犬が必要とする栄養素
犬が必要とする主な栄養素を挙げてみました。
タンパク質
筋肉や血液をはじめ内臓、皮膚、体毛などを作る栄養素で、不足してしまうと上手く成長できなかったり貧血や脱毛などが引き起こされる可能性があります。摂取量は私たち人間のおよそ2倍必要と言われています。
炭水化物
元気に動くために必要なエネルギーの元となる栄養素。炭水化物を採り過ぎると人間と同じように太ってしまうので注意が必要です。
脂質
簡単にいうと脂です。エネルギーとなって脂溶性ビタミンの吸収を助けてくれ、不足すると毛艶(けづや)が悪くなったり皮膚病になる可能性もありますが、過剰摂取すると炭水化物同様に逆に太る原因になります。
ミネラル
カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛などをまとめて指します。筋肉や神経の働きを正常にしてくれ、体液のバランスをとる働きがあります。人間の約10倍の摂取量が必要になります。
ビタミン
上記の栄養素の働きを助けて目や歯、骨などの健康を維持してくれます。不足すると貧血や運動機能障害を引き起こすこともあります。
安心安全なドックフードとは
添加物が含まれていない
添加物、添加物と叫ばれていますが、そもそもなぜ添加物を含んだドッグフードがいけないのかわかりますか?
添加物で代表的なのは保存状態を長持ちさせるために含まれた保存剤や、天然の色ではない色を付ける着色剤、甘味をつけつ甘味料など天然の状態のものに添加することによって良いか悪いかは別としてさらに利用しやすいものにする物質のことです。
天然由来ではない物質もあるため本当に犬の体に安全なものか分からない場合や、むしろどんな添加物が使用されて出来ているものなのかが不明である場合、不安であるということから添加物を含んだドッグフードは避けられる傾向にあります。
グレインフリーである
グレインフリー(※grein free)とは穀物が入っていないという意味であり、ドッグフードで言われる穀物とは主にトウモロコシと小麦を指します。※グレイン(grein)とは古仏語で穀物を指す。
穀物は特性として消化するのが難しく、また栄養の吸収を阻害する成分が含まれていると言われています。
また穀物アレルギーによって起こる皮膚病やてんかんなどを引き起こす危険性もあることから、グレインフリーのドッグフードを選んだ方がワンちゃんの成育にとって安全だといえます。
ちなみになぜ穀物が含まれているドッグフードが存在するのかと言うと、トウモロコシや小麦、トウモロコシのカスなどを使った方が肉などよりも安くで生産でき、かつ炭水化物を多く含んでいるからです。
質は別としてエサとしては成り立ちますからね。
チキンなど良質な肉が材料に使われている
安いドッグフードというのは今お話したように原材料の安い穀物を主原料としています。安くて良いものはドッグフードにはありません。
やはり原材料にこだわれば当然値段は高くなります。私たち人間だってオーストラリア産輸入牛肉と三重県産国産黒毛和牛を比べた場合、どちらの方が安全性が高くて値段が高いかは判断できますよね?
それと同じようにドッグフードにおいてもチキンなどの良質な肉が多く使用されているドッグフードの方が高価であり、また健康面についても安全です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬は人間の約2倍のタンパンク質と10倍のミネラルを摂取する必要があるなど栄養の摂取量が異なります。
そのため人間と同じ食事をさせていると犬の体にとって良いことはありません。
なのでドッグフードが必要になるわけですが、昔と異なりペットも人間と同じように健康に気を使って長生きする時代においては同じドッグフードでも質にこだわり安全性を追求する必要があります。
ご紹介した内容を参考にして正しいドッグフード選びをして頂ければと思います。
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