【他人に懐かずよく吠える】ミニチュアピンシャーの性格と飼い方
小っちゃいドーベルマン!?
小さい子供がいても触らせるほど大人しい犬種なら飼いたい!
そう思ったあなたにはミニチュア・ピンシャーを飼うのは止めましょう。
ミニチュア・ピンシャーはサイズも30㎝前後と抱きかかえられるサイズのためチワワやシー・ズーのような愛玩犬と思われがちですがグループとしては「テリア」グループに属します。
“ピンシャー”とはドイツ語でテリアを意味します。
テリアというとワイヤーフォックス・テリアのようなお爺さんのような髭をもった荒い毛質をもった犬を想像しますが、ミニチュア・ピンシャーのようにツルんとした短毛種にもテリアはいるんですね。
今回はミニチュア・ピンシャーの飼い方についてご紹介します。
性格
ミニチュア・ピンシャーの飼い主さんには怒られてしまいますが、ミニチュア・ピンシャーの性格を一言でいうとズバリ、良く動きうるさくて他人に全く懐きません。
非常に警戒心が強くフレンドリーな犬種ではないので初めて犬を飼う人にとっては避けた方が良い犬種であります。
私の友人がこのミニチュア・ピンシャーを飼っているのでがもう何年も遊びにいっても一向に私のことを覚えてくれずワンワンわんわんずっと吠えらます(笑)逆にいうと室内の番犬といっても良いでしょう。
泥棒などに入られる心配はかなり減るのではないでしょか。それくらい見知らぬ人にはよく吠えます。
体の特徴
体高25~30㎝、体重4~5㎏。
締まったスクエア体形の小さい体ですがとてもエネルギッシュです。
ミニチュア・ピンシャーはハクニー歩様といって骨格上の問題により前足を高く上げる歩き方をします。その分エネルギーを消費してしまうため持久力がないとも言われています。
毛質は固めの光沢のある滑らかな短毛で毛色は茶色の単色や全体的にブラック、顔と耳、足、お腹など一部の茶色が入ります。
歴史
原産国はドイツで、ドーベルマンを小型化した犬種と思われがちですが、実はミニチュア・ピンシャーの方が歴史は古くジャーマン・ピンシャーやダックス・フント、イタリアン・グレーハウンドを掛け合わせて作出されたと言われています。
原種はテリアの作出目的であった炭鉱や農場などでのネズミ捕りでありより小さい体で、尚且つすばしっこい犬種が必要とされたためミニチュア・ピンシャーが生まれたと考えられます。
第1次世界大戦前のドイツではドッグショーでも人気の犬種としてもてはやされていましたが、1900年初頭にアメリカに渡ったあとペットとして再ブレイクしました。
飼い方
初めて犬を飼う人にとって犬に求めるものは何か?と聞かれた場合、頭が良い、人に懐く、しつけをしやすい、丈夫、無駄吠えしないなど色々あると思いますが、もしそれらの条件の中に“番犬”の目的があるのであればミニチュア・ピンシャーは室内で飼うことができるおすすめの番犬犬種です。
しかし、他人に懐く、無駄吠えしない、しつけがしやすいといったどちらかというと人間の言うことを聞いてくれる犬種を望むのであればミニチュア・ピンシャーを選ぶは止めた方が良いです。
見た目はテリアっぽくありませんが、強きで神経質で頑固というテリアの基本気質+飛び跳ねるようにすばしっこく獲物を追いかけたり果敢に向かって他の犬と喧嘩するなどの気質もあるため、完全に玄人向きの犬種です。初心者には向かないと私は考えています。
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